心療内科医のひとりごと

専門用語を使わない心療内科のはなし


うつ病Ⅳ

うつ病の原因はいろいろな要素が重なっているとお話ししました、ではうつ病の治療は出来るのでしょうか?はい、できます、これまでに多くの方を治療してきました。治療の完了を卒業と呼んでいますが、大勢の方が卒業されています。治療には二つの要点があります、一つはその方に適した薬を必要な量だけ飲んでいただくこと。もう一つはその方が直面している問題を、いっしょに考えて対処方法をさがしていくことです。弁護士や労働問題の専門家の力を借りることもあります。

まず、ご自分の心の元気さを100点満点で採点していただきます、重い方で10~20点くらい、中くらいのかたで30~40点くらいがおおいです。その点数が80点くらいになるまで薬を増やしていきます。初診から4週間くらいでほとんどの方が80点くらいになられます。

その後はその量の薬を3~4か月間けいぞくしてふくようして頂きます。

薬の投与に加えて、初診の時に抱えておられる問題、悩み等をできるだけ詳しく話していただき、それがどうしたら軽減できるか一緒に考えていきます。弁護士や労働問題の専門家、地方自治体の力を借りることもあります。

また就労や通学が困難な時には、休職・休学の診断書をお書きします。

良い状態が3~4ヶ月続いたら、ご相談して少しずつ減薬し、卒業に向かいます。飛行機が離陸して水平飛行で目的地に向かい、着陸するイメージを持っていただくと分かり易いかもしれません。

次回はどんな薬をつかうか、またなぜその薬をえらぶか、またその薬がどのような働きをするかをご説明しましょう。



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About Me

こんにちは、腎臓・血圧内科を専門として医師の仕事を始めました。腎臓がとても悪くなると血液透析をしないと、生きていけません。血液透析とは機械を使って1回に3から4時間、週に3回から4回、血液をきれいにする治療です。これが始まると殆どすべての患者さんが、うつ病のような状態になられます。患者さんの心に触れないといけないと思い、精神科の勉強も始めました。心療内科・内科を開業して13年目になります。難しい専門用語をできるだけ使わずに、心療内科のお話をして行きたいと思います。

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