心療内科医のひとりごと

専門用語を使わない心療内科のはなし


うつ病Ⅵ

うつ病を治すには、二つの方向からの対応が必要です。

一つ目は症状や病状の深さからその方に最もよいと考えられる薬剤治療の開始です。初期量から始め、効き目を見極めながら必要なレベルまで投薬量を増やしていきます。その目安としてはご自分の心の元気さに80点くらいの点数を付けられる状態を作る事です。不眠に悩まれておられるときは眠剤を使ってぐっすり眠れるようになって頂きます。

二つ目はうつ状態に陥った、原因を患者さんと一緒に考えて、それに対する最適な対処法を考えていくことです。仕事に問題がある時には、その仕事自体が嫌なのか、嫌いなのか、あるいはその仕事に関わる人間関係に問題があるのかを一緒に考えていきます。仕事自体が嫌いでそれに関わる人間関係も受け入れ難いのである場合には転職を検討するようになることが多いです。人間関係に問題があるのであれば、それを改善する方法を探っていきます。友人関係や家庭内の環境も、どこに問題がありどのようにしたら改善できるのかを一緒に考えていきます。

二つの方向から進めた治療行為が上手くいくと患者さんは安定されます。本来の自分が戻ってきたように感じるといわれる方が多いです。心の元気さに80点がつけられるのは二つのアプローチが上手くいったときです。鬱が深い時には休職や休学を選択することもあります。

まず、ご自分の心の元気さが80点くらいになることが目標です!



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About Me

こんにちは、腎臓・血圧内科を専門として医師の仕事を始めました。腎臓がとても悪くなると血液透析をしないと、生きていけません。血液透析とは機械を使って1回に3から4時間、週に3回から4回、血液をきれいにする治療です。これが始まると殆どすべての患者さんが、うつ病のような状態になられます。患者さんの心に触れないといけないと思い、精神科の勉強も始めました。心療内科・内科を開業して13年目になります。難しい専門用語をできるだけ使わずに、心療内科のお話をして行きたいと思います。

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