心療内科医のひとりごと

専門用語を使わない心療内科のはなし


うつの時に止めていただきたいこと-追加

うつ状態にある時に、衝動的に仕事を辞めたり、交際していた異性と別れたりすることはお止めいただきたいと書きました。

もう一つ、止めていただきたいことがあります、どうぞご注意ください。

それは “うつ状態にある友人や知人” との関係を深める事です。

長時間の電話を受けたり、面会して相談に乗ったりすることはご自分の病気の悪化につながります、元気な時であっても、辛い、苦しい内容に話を聞くことは、自分の心に重い負担になります。

ご自分の調子が落ちているときに、そのようなことをすると、相互にとって不利益となってしまいます。
お友達に対する暖かいお気持ちは理解できますが、専門的な勉強をして、投薬や心理療法という治療手段を持っている医師にとっても、うつ病を良くすることは簡単ではありません。
ましてや、ご自分の心に不調を抱えている一般の方が、電話や相談だけで相手の方を良くするなどと言ったことは非現実的です。
お互いの気持ちを下向きに引き下げてしまうことがほとんどです。

苦しんでいるご友人への暖かい気持ちが、ご自分の状態を悪化させる事態に繋がらないよう、どうぞご注意ください。



About Me

こんにちは、腎臓・血圧内科を専門として医師の仕事を始めました。腎臓がとても悪くなると血液透析をしないと、生きていけません。血液透析とは機械を使って1回に3から4時間、週に3回から4回、血液をきれいにする治療です。これが始まると殆どすべての患者さんが、うつ病のような状態になられます。患者さんの心に触れないといけないと思い、精神科の勉強も始めました。心療内科・内科を開業して13年目になります。難しい専門用語をできるだけ使わずに、心療内科のお話をして行きたいと思います。

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