心療内科医のひとりごと

専門用語を使わない心療内科のはなし


アメリカ(学会?)報告

12月も既に中旬、寒い日が来て心と身体を引き締めると、それを嘲笑うような暖かい日が続きます、やれまだなのかと安心すると翌日の冷気で痛い目にあう。
天候に翻弄される日々、風邪をひかれる患者さんが増えました、ご用心ください。

12月にシカゴの学会に行ってまいりました。
最高気温が零度から1度、若い頃とはいえよくまあこんな所で暮していたものだと、妙な感慨を覚えました。
寒さと相反するように、景気は暖かいようで、街は大勢の買い物客で溢れていました。

空港のパスポートコントロールでまずびっくり、
「お前は中東から来たとは思えないが?」との質問をされました。
「日本から着いたところです」と返事をすると、うなずいてスタンプを押しながら、私の後ろに続く、独特な雰囲気のグループを指さして、「後ろの集団はシリア難民なんだ、シカゴ郊外に大きなシリアコミュニティーがあって、呼んだんだろう」と説明してくれました。
アメリカと中東はとても近いことを痛感し、パリのテロが与える危機感はどれほどのものかと思い、何とも言えない気持ちになりました。

シカゴでは、警察官が全員防弾チョッキを着ていることにびっくりしました、出会う数も何時もよりは大勢に思え、雰囲気もピリピリしており、嫌な緊迫感でした。

さて、シカゴ時代に、夫婦で仲良くしていたカップルの多くが、一組また一組と離婚して、残りはついに二組になってしまいました。
残った二組だけは何があっても大丈夫だろうと信じていたのですが、何とそのうちの一組がすでに離婚していたことがわかりました。
呼ばれた自宅の住所が以前と違っていたので、何か変だなと思っていたのですが、以前の立派な家に比べて、その大きさも、建っている地域も数段下のレベルで、辛い気持ちになりました。
元の奥さんの方が、料理に会話に頑張ってくれるのが、何故か痛々しく、意味は違いますが、後家の細腕などと言った言葉が頭に浮かんできます。
ところがどうでしょう、同席した娘は二人ともあっけらかんとしています。
アメリカの子供たちにとっては、離婚なんてごく当たり前のこと、友達の多くが経験していることで、特に騒ぎだてる事ではないのかな?といったような疑問さえ湧きました。

成田について、ほっとしたのは気温だけが理由ではありません、あらゆる意味で平和とは有難いものです。



About Me

こんにちは、腎臓・血圧内科を専門として医師の仕事を始めました。腎臓がとても悪くなると血液透析をしないと、生きていけません。血液透析とは機械を使って1回に3から4時間、週に3回から4回、血液をきれいにする治療です。これが始まると殆どすべての患者さんが、うつ病のような状態になられます。患者さんの心に触れないといけないと思い、精神科の勉強も始めました。心療内科・内科を開業して13年目になります。難しい専門用語をできるだけ使わずに、心療内科のお話をして行きたいと思います。

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