心療内科医のひとりごと

専門用語を使わない心療内科のはなし


雨や気圧と心の関係

長い花粉症の季節も終わりました。私はヒノキ花粉によるアレルギーも持っているので、最近までくしゃみで悩んでいました。
正直にお話すると、患者さんと一緒に花粉が入って来ることが在り、そんな時には患者さんと向かい合った途端にくしゃみが出てしまうことが在ります。
「あれ、先生何でくしゃみをするの?」
「ご免!、ヒノキ花粉にアレルギーがあるんで!」
これに対する彼女の res が good !
「ヒノキ花粉のアレルギーってエリートっぽい! 私はスギ花粉だから庶民的な感じ、ヒノキ花粉のほうが格好良い、変わらないかな ?!」
もちろん二人で大笑いをしました。

梅雨に伴う湿度の高さは、身体に汗がまつわりつくようで不快ですね。
気圧の変化が健康状態に変化を起こすことは良く知られています。
気圧の谷間が通過して、これから雨が降るようなときに、喘息発作を起こされる患者さんが多いです。
当直をしていた若い頃、ベテラン看護師さんと話していたら「喘息の急患が来そうな天気ですね。」と言われ、確かにその夜2名の喘息患者さんが救急受診、忙しい思いをしました。
ベテラン看護師さんとは大したものだと実感したことを思い出します。

雨は憂鬱ですね、でも “晴耕雨読-晴天の日は農耕、雨の日は読書-の意味” で行きましょう、東洋的知性-悠々自適の生活素敵です!
“巷に雨が降るごとく、わが心にも雨ぞ降る-ヴェルレーヌの詩の一節”
なんて嘆くよりも、わが心に差し込む季節の移ろいを感じ取り、細やかな日本人の感性を楽しみましょう。

何だか騒然とした世間ですが、“雨降って地固まる” となると良いですね。



About Me

こんにちは、腎臓・血圧内科を専門として医師の仕事を始めました。腎臓がとても悪くなると血液透析をしないと、生きていけません。血液透析とは機械を使って1回に3から4時間、週に3回から4回、血液をきれいにする治療です。これが始まると殆どすべての患者さんが、うつ病のような状態になられます。患者さんの心に触れないといけないと思い、精神科の勉強も始めました。心療内科・内科を開業して13年目になります。難しい専門用語をできるだけ使わずに、心療内科のお話をして行きたいと思います。

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